当社は、JTBとJCB両社がこれまで「旅行」「決済」を通じて蓄積してきたノウハウや、ビジネス基盤等の経営資源を活用し、新規事業を創出し続けることをミッションとして、2006年7月に両社の合弁会社として設立されました。
現在「会員サービス」「決済サービス」「訪日インバウンドサービス」「人材派遣サービス」の４つの事業領域を核としたビジネスを、グループ事業会社を通じて提供するとともに、これらの事業領域を中心とした新規事業開発を推進しています。
新規事業開発は「地域活性化」を共通軸として、メタバースの3D空間を企業や地方自治体にレンタルし、交流創出や魅力発信をサポートするなどメタバースを通じた企業や地域の課題を解決する戦略を設計、実行支援する「地域メタバース事業」や伝統工芸デザインを知財（IP）として管理し、様々な商材や場面と組み合わせて流通・商品化を図ることで、日本の世界に誇るものづくりである伝統工芸に新たな価値を提供する「Bank of Craft事業」などに取り組んでいます。また、インバウンドを切り口にした、いくつかの新規事業開発も合わせて進めています。
今後も、4つの事業領域における提供価値を向上すべく、既存事業の進化と深化に加え、新しい価値を積上げていくことで、お客様‧パートナーの皆様との信頼を揺るぎないものとしたいと考えています。そして、新規事業開発を通じた地域活性化により社会課題の解決に貢献することで、社会から広く共感を得られる企業を目指してまいります。引き続き皆様からの、より一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申しあげます。

代表取締役社長　野元 功一