地元観光局との協業で、サステナブルな旅を広げる
カナダ観光局・スイス政府観光局と JTBグループがパートナーシップを締結


JTBとカナダ観光局は、コロナ後の未来につながる新しいツーリズムを提案し、定着させるために3年間のパートナーシップを結び、サステナブルな旅行体験ができるカナダの旅「TSUNAGARI旅」を企画しました。ツアー参加者が現地の自然や人々の暮らしを共有、体感できると同時に「リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)」(※)の考えを実現できるものです。
また、JTBヨーロッパグループでは、スイス政府観光局と協業し、スイス・サステナビリティ・ツーリズム「Swisstainability」を推進する3年間のプログラムの導入を決定しました。
ディスティネーション側でのSDGsの取り組みへの各サプライヤーの巻き込み、及びアジアの販売拠点におけるサステナブル関連商品のマーケティング・プロモーションの実施・促進役を担います。他にもサステナブルなトラベルエキスパートになるべく、自社社員や顧客へのラーニングプラットフォーム構築も行います。スイスツーリズム業界全体のサステナビリティの促進・貢献へ向けての取り組みです。
※ 旅行先に着いたときよりも、去るときのほうが環境がより良く改善されている状況を目指す観光
【サステナビリティにつながるポイント】
現地の自然や人々の心に触れ、旅を通じて「未来に向けてできること」を追求
カナダでは、この旅がカナダの未来にとっても持続可能なものとなるために、JTBが取り組んでいることが7つあります。
- 海洋資源や環境に配慮された漁獲・養殖されたシーフードを使用するレストランの利用
- 地域に根付いた食材をストーリーとともに提供する地産地消を推奨するレストランの利用
- その土地を学び敬うことで共感できる先住民族ガイドによる伝統文化学習
- 環境課題に取り組む「グリーン・キー・プログラム(※)」認証ホテルの利用
- 旅行の新しい習慣の提案「カナダの旅にはマイボトル」の推奨
- 生態系に配慮したツアーにおける寄付活動
- 環境負荷低減を目指す航空会社の利用
※ 組織全体で持続的に環境に配慮した経営を行う宿泊施設に対する国際的な認証制度

旅人と訪問地の「双方向の共感」が 最大の付加価値を生み出す
再生型観光では、訪問地の文化の起源やストーリーを感じられる意義ある体験に重きを置き、受入側の協力を得ながら旅行体験を深めるものです。双方に敬意が発生し、持続性あるものになります。
一時の楽しさだけでなく、旅行先や旅先で出会った人と、帰国後もつながって、感動をライフタイムで味わっていただきたいと思います。
仕入商品事業部 海外エスコート部 企画課 SDGs推進担当 グループリーダー
永安 智美
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