株式会社JTB（代表取締役 社長執行役員 山北栄二郎、以下「JTB」）とMONET Technologies株式会社（代表取締役社長 兼CEO 清水繁宏、以下「MONET」）は、神奈川県鎌倉市の持続可能な地域づくりを目指して、観光客の分散周遊に向けた取り組みを2023年3月3日～3月12日に実施します。「交流創造事業^(※1)」を事業ドメインとし地域の課題解決に取り組むJTBは、独自の配車プラットフォームを活用したオンデマンドモビリティサービス^(※2)などを全国各地で導入しているMONETとの共創により、路線バスとデマンド乗合タクシーを組み合わせた旅行商品「鎌倉観光周遊パス」を販売します。これにより、観光客の移動の利便性向上を図るとともに、鎌倉市の課題であるオーバーツーリズム^(※3)の解消に繋がるよう、観光客の分散周遊を推進していきます。

神奈川県鎌倉市（鎌倉駅）

鎌倉観光周遊パス ロゴ

神奈川県鎌倉市（源氏山公園）

　デマンド乗合タクシーは、MONETのオンデマンドモビリティサービスを活用するため、観光客はスマホアプリで希望の乗車日時と乗降場所を選択して簡単に予約することができます。また、今回は、観光客の分散周遊に繋がり、より多くの観光スポットを巡っていただくための取り組みとして、デジタルスタンプラリーによる買物割引券などの特典を提供します。JTBとMONETは、鎌倉市観光協会の協力を得て開発した「鎌倉観光周遊パス」の提供により、鎌倉エリアの新たな魅力発見へ繋がる取り組みを進めていきます。

「鎌倉観光周遊パス」紹介サイト

※利用可能区間やデマンド乗合タクシーの乗降場所などの詳細は、下記のサイトをご覧ください。

https://kamakura-kanko.bus-demand.com

■「鎌倉観光周遊パス」の概要

■取り組みの構成図

■今後の展開

　JTBとMONETは、今回の取り組みをはじめ、地域を快適に周遊するための高付加価値商品の開発・販売に取り組み、サービスのニーズと価格受容性を検証していきます。また、今後は、観光事業者と連携して特典クーポンなどの開発も進めていく予定です。観光客の分散周遊や、滞在時間の増加といった地域の課題解決につながる取り組みを進めるとともに、観光を通じたサステナブルな地域社会の発展に貢献していきます。

■会社概要

【株式会社 JTB】

・所在地：東京都品川区東品川2丁目3番11号 JTBビル

・設 立：1912年

・事業内容：ツーリズム事業を中核とした「交流創造事業」

・URL：https://www.jtbcorp.jp/jp/

【MONET Technologies株式会社】

・所在地：東京都千代田区丸の内3丁目3番1号　新東京ビル4階

・設 立：2018年

・事業内容：1. オンデマンドモビリティサービス、2. データ解析サービス、3. Autono-MaaS^(※6)事業

・URL：https://www.monet-technologies.com/

(*1) 「交流創造事業」は、株式会社JTBの登録商標です。
(*2) 「オンデマンドモビリティサービス」の詳細は、下記のサイトをご覧ください。
https://www.monet-technologies.com/solution/ondemand
(*3) 「オーバーツーリズム」とは、観光客が過剰に増加する事により観光地域住人の生活や自然環境に悪影響を与える事です。
(*4) デマンド乗合タクシーの車両台数・運行時間です。
(*5) 「JTB BÓKUN」とは、旅行商品や体験アクティビティのオンライン販売決済が可能な予約システムで、訪日インバウンドにも対応しています。
(*6)「Autono-MaaS」とは、Autonomous Vehicle（自動運転車）と MaaS（Mobility-as-a-Service）を融合させた、トヨタ自動車株式会社による自動運転車を利用したモビリティサービスを示す造語です。

◆JTB グループは創立 110 周年となる2022年を機に、事業ドメインである「交流創造事業」におけるサステナビリティへの取り組みを更に加速し、「心豊かで持続可能な社会の実現」をめざします