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人と地域を「共感」でつなぐサステナブルツーリズム

変化する地球環境の保全に向けた「持続可能性」が重視されている昨今。旅行においても、従来以上に自然環境や地域の文化へ配慮していくことが求められています。私たちJTBは、国内外の地域・自治体や企業と幅広く連携し、地域の魅力を掘り起こして"訪れる人"と"迎える人"双方の共感を創出。さまざまな企画やソリューションの提供によって、一過性ではない、深く持続的な交流を生み出す本質的な「サステナブルツーリズム」の実現を目指しています。

持続的な交流を生み出した、海外政府観光局とのパートナーシップ

脱・オーバーツーリズムにもなる「心でつながる旅」国際的な人流に影響をもたらしたコロナ禍の発生は、「旅行のあり方」を見直すきっかけにもなりました。観光名所や食を楽しむ旅行は、ともすれば「消費」するだけに終わってしまう。オーバーツーリズムを起こせば現地の負担になり、未来に持続しません。私たちは、旅行者だけでなく現地の満足度も高め、「双方向の共感」を生み出す旅行商品の開発が必要だと考えました。そうして生まれた事例の1つが、カナダ観光局との共創で実現した旅行プランです。

地域の文化や歴史に触れる企画をプロデュースこのプランでは、カナダが守り育ててきたストーリーやメッセージをさまざまな形で旅行者にお届けします。環境に配慮して漁獲・養殖されたシーフードや地元産の食材にこだわるレストランの利用により、持続可能な漁業・農業を支援するほか、先住民族ガイドによる案内で伝統文化を学ぶ企画も展開。メープルシロップ生産者を訪ねる旅では、旅行後にも現地の生産者とつなぐイベントを行うなど、持続的な交流を創造しました。このように新たなサステナブルツーリズムにつながる企画の「プロデュース力」は、カナダ観光局からも評価をいただいたJTBならではの強みです。

国内外で創出する「地域観光サステナブルコンテンツ」

埋もれがちな取り組みに光を当てて地域活性化にも寄与地域で当たり前のように長年実施してきたことが、実はSDGsに寄与する取り組みであることも少なくありません。私たちはそうした国内外地域の価値に光を当てたサステナブルコンテンツを多数展開しています。例えばカナダでは、サステナブルなシーフードで知られるオーシャンワイズ食材や、職業訓練を通じた地域女性の自立を支援するカフェの取り組みを学べるプログラムを実施。国内では、マイカップ・マイボトルを持参すると指定店舗で試飲や試食が楽しめるコンテンツを展開。これはコロナ禍で打撃を受けたドライブインやお土産処の支援にもつながっています。

ホテル・旅館のサステナブルな取り組みを積極的に発信ホテルや旅館のSDGsへの取り組みを広く発信するため、カタログでの紹介も工夫。サステナビリティへの関心が高まる中、お客様の共感を呼び起こすストーリー性を持ち、かつ持続可能な地域社会へと結び付く内容を掲載することで、施設の魅力と価値を積極的に伝えています。私たちは、豊富なソリューションの提供を通して幅広く事業パートナーの皆様をサポートし、サステナブルツーリズムを推進していきます。

サステナブルな活動で未来へつなぐ

宿泊事業者の「プラスチック新法」対応をサポート2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」によって、宿泊事業者は歯ブラシ、ヘアブラシなど12品目の特定プラスチック使用製品の「提供量」と「排出量」を抑制することが義務となりました。しかし、それらの現状や数値目標をどう特定したらいいのかが、宿泊事業者の課題に。そこで私たちは、脱プラに向けて数値による現状把握や対策となる取り組みをご提案。全国に拠点を持つことによる「距離の近さ」や「現場対応力」を生かし、集客だけにとどまらない宿泊事業者の課題解決をサポートしています。

アメニティのマテリアルリサイクルで資源循環を実現アメニティグッズをリサイクルする「マテリアルリサイクル」も促進しています。アメニティグッズ製造・販売各社と共同で一般社団法人アメニティ・リサイクル協会を設立し、「マテリアルリサイクルスキーム」を構築。宿泊施設が使用済み歯ブラシとヘアブラシの本体と袋を分別して着払いで発送すると、回収物がリサイクル原料化され、そこから製造されたアメニティグッズが施設に配送される仕組みで、資源の循環利用に貢献します。私たちは宿泊業界全体での共創によるサステナブルな活動で、持続可能な未来へとつなげていきます。

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