JTB

Panorama JTB、国際社会貢献に資するプログラムを開発
インドネシア総合研究所、レセパティ・インドネシア大学と共創

 JTB グループのインドネシア現地法人であるPanorama JTB Tours Indonesia(所在地:Panorama Building, Jl. Tomang Raya no 63, Jakarta 11440、CEO:Hellen Xu、以下「Panorama JTB」)は、国際的な社会貢献に資するプログラムを開発しました。本プログラムには、インドネシアに強固なネットワークを持つ株式会社インドネシア総合研究所による企画支援のもと、レセパティ・インドネシア大学(URINDO)が学術ホストとして参画しています。


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■プログラム開発の目的

 本プログラムは、次世代の社会変革リーダーの育成のため、「旅行」に留まらず、参加者が成長できる機会を創出することを目的に開発しました。若い世代が「旅人」から「チェンジメーカー」へと成長することを促し、同時にインドネシアと日本の両国にとって、持続可能な未来づくりの第一歩となることを目指しています。

 

■プログラム概要

名 称:Indonesia for the World

対 象:グローバル人財を目指す、高校生・大学生・社会人など

概 要:地域の課題を深く理解し、有意義で実行可能な目標を設定するためのデザインスキル、課題解決の思考や協働に焦点を当てた英語およびインドネシア語での実践的なコミュニケーションスキル、社会にとって持続可能でインパクトのある解決策を生み出すためのアントレプレナーシップとリサーチ思考のマインドセット習得などを目指す、フィールドワーク型のプログラムです。

 日本からの参加者とインドネシアの学生および地域コミュニティが協力し、発育阻害(スタンティング)や食料安全保障といった社会課題について、フィールドワーク・ワークショップを通じ、ともに考え解決策を検討することでデザイン思考や共創力を養います。異文化理解やグローバルな視野を育むだけでなく、大学や企業においてSDGsや社会貢献活動の一環としてご活用いただけます。

 

<活動フェーズ>

1. 事前活動 : オンラインオリエンテーションならびに事前学習

2. 主要活動 : 現地視察、ワークショップ、協働ディスカッション、最終発表/プレゼンテーション

3. 事後活動 : メンタリング、継続的議論、ネットワークの形成

 

■プログラム詳細

1.アーバン・ファーミング

テーマ:都市農業を通じた食料安全保障と地域社会のエンパワーメント

期 間:現地活動6日間+事前オリエンテーション+事後活動

活動内容:RPTRA訪問、ワークショップ、養蜂場視察など

成果物:ソーシャルビジネスモデルの構築


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2.ガーディアンズ・オブ・ホープ

テーマ:発育阻害の予防と子どもの保護

期   間:現地活動6日間+事前オリエンテーション+事後活動

活動内容:家庭訪問による調査、安全な避難施設の視察、地方自治体への発表

成果物:社会介入提案

 

■JTBの役割

  ・参加企業・学校へのプロモーション活動

  ・需要やニーズに応じたプログラムのアレンジ・提供

  ・渡航、宿泊、移動の手配、および緊急対応

  ・事後活動支援(次年度以降のプログラム継続に向けた提案等)

 

■今後の展望

 本プログラムは、現代社会が直面する課題に対し、グローバル世代が主体的に行動する力を養い、育む取り組みです。プログラム終了後も、意見交換の機会を設定するなど、参加者同士の持続的なつながりの場を創り次世代リーダーの育成にも力を入れていきます。

 今後の開催にもつながりをもたらせるよう、一過性で終わらない、真に持続可能なプログラムを目指します。教育機関・企業・自治体との連携を一層強化し、実践的な学びの場を広げることで、より多くの若者が国際社会で活躍できる環境づくりを推進します。

 私たちは、日本とインドネシアの間における持続可能な成長を育む「架け橋」となることを目指し、今後もプログラムの内容と運営体制を進化させながら、より深い学びと協働の機会を提供してまいります。

■報道関係の方からのお問合せ先
JTB広報室 TEL:03-5796-5833(東京)

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