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ツアーグランプリ2024海外旅行部門、訪日旅行部門で
JTBグループは観光庁長官賞をダブル受賞

株式会社JTB(以下、JTB)および株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベル(以下、JTBGMT)は、ツアーグランプリ2024(主催:ツアーグランプリ2024実行委員会)の海外旅行部門と訪日旅行部門において観光庁長官賞を受賞しました。
ツアーグランプリは、旅行業における企画力およびマーケティング力の向上、「観光立国」の施策に寄与することを目的に、海外旅行・国内旅行で優れた企画旅行(募集型・受注型)、および訪日旅行等で実施された企画提案の中から優れた作品が表彰されます。
2024710日に開催された受賞者発表および表彰式において、応募件数153件の中から、海外旅行部門、そして今年新たに独立部門として設けられた訪日旅行部門の観光庁長官賞を受賞しました。

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【受賞作品の詳細】

■観光庁長官賞 海外旅行部門 JTB大阪教育事業部 「日韓ミライ♡プロジェクト ソウル4日間」

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1.ツアーのコンセプト
コロナ禍後の人手、物資不足による物価の上昇、原油高、円安などによって海外渡航費用が高騰し、教育旅行おいては語学研修・修学旅行の中止や方面変更が相次ぎ、高校生たちの海外研修の機会が大きく失われていました。
このような環境下において、公益財団法人大阪観光局、韓国観光公社、そしてJTB大阪教育事業部が連携し、学校や自治体が母体とならない"新たな教育旅行"プログラムとして企画。
修学旅行や学校行事で取り組まれる「現地の高校生や大学生との交流」や「学校訪問」を取り入れること、友達や仲間同士で気軽に参加 (海外経験)できるよう日程(時間)・距離・価格を含め、参加しやすい内容であること、生徒たちが興味・刺激を感じる訪問先や体験を取り入れること、などにこだわりました。
また、学校からの引率がない高校生のツアーのため、保護者の皆様にもご安心いただけるよう、現地での夕食時や学校交流など、11回の動画生配信を行いました。
参加対象は大阪府下の私立、公立高校に通う高校生または大阪府下在住の高校生(20243月に卒業予定の高校3年生も含む)とし、通っている学校以外の生徒との交流の機会創出にもつなげました。

2.今後の展開
今年度は、参加対象者を関西圏の私立、公立高校に通う高校生または関西圏に在住の高校生(20253月に卒業予定の高校3年生も含む)に拡大し、20253月の実施を計画しています。詳細は後日発表。

3.審査員講評
若年層の海外渡航促進として、また、今年は大阪・関西万博の前年でもある事から、日本と韓国の両国の観光局が受け皿となり、"日韓ミライプロジェクトソウル"を実施。
両国の高校生をつなぐプログラムとして大阪観光局、韓国観光公社、JTB大阪教育事業部が連携し、学校や自治体が母体とならない募集型企画旅行として実現させました。
教育要素も絡めて、タビマエでは韓国についての勉強会、オンライン交流、タビナカではキャリア形成の動機付けを意識し、現地高校生・大学生、日本人留学生との交流・研修を組み込みました。
さらにタビアトではツアー参加者と韓国料理を食べながらの事後報告会を実施。タビマエからタビアトまでを一連の流れとして組み立てているところが評価されました。

■観光庁長官賞 訪日旅行部門  JTBグローバルマーケティング&トラベル 持続可能な観光実現に向けた北陸「レインボールート🄬構築による新たな訪日人流創出

訪日外国人観光客向け国内パッケージ旅行 「サンライズツアー(SUNRISE TOURS(注1」 では、オーバーツーリズムの解消と地域への新たな訪日人流創出を目指したプロジェクトを2022年に始動し、これまでに、北海道から九州まで5つの新インバウンドルートを開発してきました。レインボールートはその第一弾として開発を行ったルートです。



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1.ツアーのコンセプト
レインボールート🄬(注1は、2023年度末の北陸新幹線の金沢~敦賀間の延伸に先駆けて開発したルートで、北陸エリアへの訪日観光人流の創出と地域の観光経済発展を目指しています。
また、首都圏から北陸エリア(金沢、白川郷、高山)を経由して関西へ旅行するルート開発により、ゴールデンルートに集中している人流を分散させることも目的としています。
そして、本ルートに組み込んでいる金沢ツアーでは、石川県と連携して研究を重ね"サステナブルシティ"としての金沢を国内外に打ち出しました。
自治体や観光業界関係者の皆様に、本ルート名を活用いただくことで地域のブランド力向上と地域誘客に寄与するとともに、中長期にわたり国内外に普及させていけるよう、本ルート名は商標登録もしています。
北陸新幹線沿線の自治体による広域連携の輪と共に、ダイナミックなムーブメントを生み出していきます。

▼プロモーション動画(2023年ツアー行程)


▼一般予約サイト

2.今後の展開
今後は完成した5つの新インバウンドルートを、各地域の魅力を最大限引き出せるよう継続的に磨き上げていきます。さらに、ルート上の各地域を起点として周辺地域へ観光する現地発着ツアーの企画を強化し、個人旅行客がよりフレキシブルに、現地発着ツアーを乗り継いでルートを辿れるよう商品ラインアップを拡充していきます。

3.審査員講評
訪日外国人の地方への誘客が急務となる中、北陸新幹線延伸で注目を集める地域を活用し訪日外国人の分散化、ゴールデンルートの脱却を図る意欲的な企画。
自然や文化などその地域でしか出会うことのできない地方の魅力を存分に体験できるようなプログラムを準備している点が評価されました。
また地域経済活性化への多大な貢献・旅行の高付加価値化の推進が期待される点も高い評価につながりました。
東京-金沢-京都をめぐる「マザールート」を起点とし、地方を巡る「チャイルドルート」を充実させるというコンセプトは今後さまざまな地域への応用や商品化につながると考えられます。

【ツアーグランプリ2024 概要】
■主催:ツアーグランプリ2024実行委員会
■後援:国土交通省、国土交通省観光庁、一般社団法人日本旅行業協会、一般社団法人日本旅行作家協会
■選考対象:2023年4月~20243月末までに催行された企画旅行(募集型・受注型)および訪日旅行等で実施された企画提案
■受賞部門:国土交通大臣賞(1件)、観光庁長官賞(国内旅行部門、海外旅行部門、訪日旅行部門よりそれぞれ1件)、優秀賞(3件)、審査員特別賞(4件)
■本年の応募件数:153

【担当者の受賞コメント】
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■JTB大阪教育事業部 営業5課 平山 佳美
コロナ禍により海外修学旅行・研修の機会を失った高校生たちを対象に、大阪観光局様、韓国観光公社様の思いとともにこのツアーを企画いたしました。
23年度は大阪府下の高校生でしたが、24年度は関西圏に枠を広げ、そして大阪万博の25年度には韓国から来阪していただき相互交流を目指しています。
これからも旅行業界への貢献、そして次世代のための教育旅行の提供に力を注いでまいります。
最後に、この受賞は、関係者の皆様のご協力とご支援により実現いたしました。心からの感謝を申し上げます。

■JTBグローバルマーケティング&トラベル エクスペリエンスサプライ部 大岩 美優
レインボールートの開発により新たな訪日人流を創出しようと、コロナ禍中にチーム一丸となって取り組んできたサステナブル・ツーリズムの推進について評価いただけましたこと、深く感謝申し上げます。
20241月の能登半島地震から半年、同ルートの普及が復興に向けた一助となれば、と考えています。
サンライズツアーは今年、運行開始60周年を迎えました。今後もお客様はもちろん、関わってくださる地域や事業者様、皆様に愛されるようなサンライズツアーを目指してまいります。

注1:「サンライズツアー」は株式会社JTBの登録商標です。
注2:「レインボールート」は株式会社JTBグローバルマーケティング&トラベルの登録商標です。


JTBグループは、今後もお客様に「価値」を実感いただけるようなサービスやソリューションを追求し、ツーリズムの発展と持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■一般のお客様からのお問合せ先
JTB大阪教育事業部 営業5課国際交流センター TEL:06-6260-0293
(9:30~17:30 ※12/30~1/3及び土日祝休)  
JTBグローバルマーケティング&トラベル E-mail : hq_sunrise_dial@gmt.jtb.jp

■報道関係の方からのお問合せ先
JTB広報室 TEL:03-5796-5833(東京) 06-6260-5108(大阪)

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