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「JTB地域パワーインデックス2023」調査結果を発表
全国240地域の満足度やイメージを調査し、地域の意外な魅力を発掘!

 株式会社JTBは、地域活性化事業の一環として、全国240地域のイメージや訪問満足度などを調査し、インデックス化した「JTB地域パワーインデックス2023」調査結果をまとめました。

 「JTB地域パワーインデックス」は、観光地単位でのイメージや満足度、訪問者と居住者の意識のギャップなどを明らかにすることで、自治体単位のデータだけではとらえきれない、それぞれの地域の魅力や課題をより深く探り、地域の活性化に役立てることを目的としています。

 

※本インデックスの調査・分析は、株式会社JTB総合研究所が実施しています。
※本インデックスに関しましては、データのみのご提供は行っておりません。
 本インデックスを活用した事業やコンサルティングのご相談は、お問い合わせ窓口までお寄せください。

 

JTB地域パワーインデックス2023からみる注目ポイント

 

カテゴリー別 イメージランキングTOP3

 

カテゴリー別 イメージランキングTOP3

■「JTB地域パワーインデックス」の特徴と開発の背景

 「JTB地域パワーインデックス」は、自治体単位だけでなく、地域をまたがる観光地単位、かつ、全国240地域を同じ指標で比較できる極めて独自性が高い調査です。

 近年、全国の地域では、持続可能な観光地づくりを推進するため、統計データに基づく観光戦略やマーケティングの重要性が高まり観光DXなどにも注目が集まっている一方で、観光に関わる統計データのほとんどが自治体単位で取得され、観光地単位での地域の特性が把握しきれないという課題がありました。

 JTBは観光地単位での認知度・イメージ・満足度や、居住者と訪問者との意識の違いなどを明らかにすることで、それぞれの地域の魅力や課題をより深く探り、地域の活性化に役立てることを目的に「JTB地域パワーインデックス」を4年ぶりにリニューアルしました。

 

■ JTB地域パワーインデックスでわかること

 

訪問者からみた地域の相対的な評価がわかる

訪問者からみた地域の相対的な評価がわかる

 

1. 地域Aの「総合スコア」をみると、「総合満足度」「再訪意向」については全国平均なみ、「認知率」「訪問意向」「訪問経験」は全国平均より高い傾向がみられます。

 

2. カテゴリー別の「満足度スコア」では、「温泉」「宿」「自然」が評価されており、「食」「まち」「域内交通」「人」に関する評価についてはやや低い傾向がみられます。

 

訪問経験の有無の間に生じている、イメージギャップがわかる

訪問経験の有無の間に生じている、イメージギャップがわかる

 

1. 地域Aの「イメージスコア」を訪問経験別のイメージをみると、「自然」「宿」「温泉」のうち、「自然」については、訪問経験の有無に関わらず、「自然があふれている」というイメージを持っていますが、「よい温泉がある」「よい宿泊施設がある」については、どちらも訪問経験なしの人の方の割合が低く、訪問したことがない人に対し、「よい温泉」と「よい宿」がある観光地である、というイメージを伝えきれていない可能性があります。

 

2. また、「自然」のイメージは強いものの、「四季が感じられる」というイメージも訪問経験なしの人では弱く、ある特定の季節のイメージしか伝えられていない恐れもあります。

 

年代別など属性による満足度やイメージの違いがわかる

年代別など属性による満足度やイメージの違いがわかる

 

1. 地域Aの「イメージスコア」を年代別にみると、「よい温泉がある」、「四季が感じられる」というイメージに関しては、特に39歳以下の若い層で弱いことがわかります。一方で、「おいしい料理・食材がある」というイメージは、39歳以下の方が高い傾向がみられました。

 

2. 年代別の誘致策としては、熟年層に対しては、「食」のイメージ、若年層に対しては、「四季折々の温泉」のイメージを伝えていくことに可能性があるかもしれません。あるいは、もともと「おいしい料理・食材がある」というイメージを持っている若年層に対し、「食」をフックに来訪を促すことも考えられます。

 

季節性や、居住者と訪問者のイメージのギャップなどがわかる

季節性や、居住者と訪問者のイメージのギャップなどがわかる

 

3. 地域Aの「満足度」を訪問時期別にみてみると、春は「地域の料理・食材」の満足度は高いものの、「宿泊施設」や「地域の温泉」の満足度がやや低い傾向がみられます。

 

4. 春は日帰り客が多く、地域の温泉を十分に体験せずに帰ってしまう旅行者が多い、という可能性も考えられます。

 

訪問意向への影響度から改善すべき点がわかる

訪問意向への影響度から改善すべき点がわかる

 

1. 「訪問意向に影響を与える項目」を年齢別にイメージの大小をみると、39歳以下の若年層については、「祭りやイベントなどの行事が楽しめる」ことが訪問意向に大きく影響しているものの、イメージとしては薄いことがわかります。

 

2. 60~70代では、「有名な神社・仏閣・史跡がある」ことは訪問意向を高めるために重要な項目ですが、そのようなイメージは強くないと思われます。

 

■ データから地域の強み、弱みと今後の施策を考える(例)

データから地域の強み、弱みと今後の施策を考える(例)

 

<JTB地域パワーインデックス調査2023 調査概要>

【調査方法】 インターネットによるアンケート調査

【調査対象】 全国に居住する15歳〜79歳の男女

【調査時期・サンプル数】 

 1. 住民調査・旅行者調査(事前調査)・・・23,500サンプル

 ※47都道府県×性別・年代(10区分)×50サンプル (2023年3月実施)

 2. 訪問者調査・・・6,390サンプル

 ※住民調査・旅行者調査の回答者のうち、過去5年以内に240地域のいずれかに訪問経験がある人から抽出

【主な調査項目】

 ・総合満足度、認知度、訪問経験、宿泊経験、再訪意向

 ・要素別満足度(地域の料理・食材、宿泊施設、温泉、など)

 ・地域のイメージ

 ・思いもよらずよかったこと、他都道府県の人にお勧めしたいこと(自由回答)

<事業に関するお問い合わせ>
JTB総合研究所 地域サポート窓口 (chiiki_support@tourism.jp


<報道関係の方からのお問い合わせ>
JTB広報室 03-5796-5833(東京) 06-6260-5108(大阪)

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