CAREER & CULTURE
CROSS TALK
対談|キャリア入社
第4の事業領域を創り出すという、JTBの未来を担う挑戦。
その中心には、キャリア入社の社員がいます。
2人が感じた、JTBで働く意義と居心地とは。
対談|キャリア入社
第4の事業領域を創り出すという、JTBの未来を担う挑戦。
その中心には、キャリア入社の社員がいます。
2人が感じた、JTBで働く意義と居心地とは。
M.O.
イノベーション戦略推進チーム
Executive Director
工学研究科 修了
2024年キャリア入社
- これまでのキャリア
- コンサルティングファームにて約10年間、国内外クライアントの経営課題解決・新規事業立ち上げ・M&A等を支援。また、事業会社では経営戦略および新規事業開発、スタートアップ投資などをリード。
A.N.
イノベーション戦略推進チーム
Senior Director
法学部卒業
2023年キャリア入社
- これまでのキャリア
- 総合商社にてキャリアをスタート。コーポレートファイナンス全般を経験したのち、インドネシア現地法人に駐在。帰任後はプロジェクトファイナンス、M&A支援などプロジェクト案件の推進業務に関与。
変わろうとする本気への共感。
お2人が取り組んでいるミッションを教えてください。

M.O.
JTBには「ツーリズム」「エリアソリューション」「ビジネスソリューション」という3つの事業領域があります。これらに並ぶ、第4の事業領域をつくるための戦略立案、実行に携わっています。

A.N.
JTBはコロナ禍で大きな打撃を受けました。既存の3事業はいずれも人流に依存し、経済環境にも影響されやすい。コロナ禍のような変化が再び起きたとしても、揺らぐことのない4本目の柱——既存事業に匹敵するスケールの売上や利益が見込める新領域を開拓したい。それが、イノベーション戦略推進チームが立ち上がり、M.O.さんと私がジョインした背景です。

M.O.
「交流」「感動体験」といったJTBらしい付加価値は意識しつつ、これまでの枠にとらわれずにテーマを模索しています。今はいくつかの可能性が見えてきて、それぞれに対して検証を進めているところです。

A.N.
その中で有望な領域が絞り込めたとしても、形にしていくのは本当にこれから。最初から相応の規模で立ち上げる覚悟を持って取り組む必要がありますし、「とにかくやり切らなければ」という思いが強いです。
なぜ、JTBへの転職を決意したのですか。

A.N.
私がキャリア入社を検討したのは、ちょうどイノベーション戦略推進チームができたタイミングでした。0から事業をつくるという貴重なフェーズに当事者として参加できて、いずれは経営者として参画することを期待されている。経営者という目標に至るまでの距離の短さがとても魅力的でした。大企業であることを考えれば、本来はかなり時間がかかってもおかしくはない。けれど、イノベーション戦略推進チームを立ち上げたこと自体が、それを劇的に短縮しようという意志にも感じられました。

M.O.
転職をするときに意識していることは、自分の能力を最大限に発揮できるか。そのことで会社とwin-winの関係を築けるか。それを考えると、何の問題もなく成長している会社より、ちょっと悩んでいる会社に入って一緒に変えていくほうがいいと思っていました。率直にいって、JTBにはトラディショナルなイメージがあったし、旅行業、特に代理店業には将来性もあまり感じていなかった。そう面談でぶつけたら、返ってきたのは「だからこそ、一緒に変えてほしい」という言葉でした。JTBの現状について包み隠さず話してもらえたことでその言葉を信じられましたし、投資に対する検討状況などから真剣さも伝わってきた。会社として、変化へ強い意志を持っていることに共感できたというのが入社理由ですね。

A.N.
私も入社前に役員と話しましたが、誰もが同じように危機感を持ち、変化の必要性を口にしていた。確かに、そこには本気度を感じました。

人も仕事も、制約はない。
実際に入社して、働き心地はいかがでしたか。

M.O.
裁量はとても大きいですよね。指示を受けるのではなく、自分で課題設定をしながら進めていける。もちろん経営陣とも議論しますが、こちらの考えが全否定されるようなことはない。入社してまだ1年未満ですが、ここまで受け入れてくれるのかと。

A.N.
私たちはプロフェッショナリズムを持ち、新しい事業領域を絶対に開拓するという意志のもとで仕事にあたっています。その思いに、会社が制約をかけずに支援してくれるのも心強いですよね。たとえば予算にしても、必要なものは必要なだけ投下することができる。そういった面でフラストレーションを感じたことは一切ありません。

M.O.
既存の事業部が、私たちの存在をすんなり受け入れてくれたのも驚きましたね。新規事業を立ち上げるチーム、しかもキャリア入社がその半数近くということになると、対立が起きるほうが一般的なのに。まだまだ私たちは会社や既存事業について知らないことが多いので、事業部に情報提供をお願いしたり、会話の場を設けたりしてもらうことがよくあります。その依頼への返答は100%「イエス」。誰もが協力的なんです。よそ者扱いされることはまったくない。

A.N.
チーム内の関係性もフラットですよね。プロパーとキャリア入社が半々くらいで、バックグラウンドも実にさまざまですが、お互いの知恵や視点をうまく組み合わせながら仕事ができていると思います。そういった意味でもストレスフリーですね。

M.O.
何より、人がいい。それに尽きるかもしれません。いくつか会社を知っていますが、その中でも突出して人がいい。資料をお願いすれば本当に精度の高いものを用意してもらえますし、細かいところでは、エレベーターの「開」ボタンを必ず押して待っていてくれる。このホスピタリティが、仕事の進めやすさにつながっているのは確かです。

A.N.
ワークスタイルの自由度も高い。働く場所も時間も、服装も自分で決めることができて。

M.O.
とは言え不満が全くないなんてことはなく、「業務用PCが古くない?」とか「フロアによってはWiFiが弱すぎない?」といった細かいことはいろいろ気になる。

A.N.
システムが多すぎてちょっと面倒で、しかも困った時に誰に聞けばいいか分かりにくい、とか。キャリア入社者に渡すべき情報も未整理な部分は多いと思います。ただ、それを上回るほどのホスピタリティがあるし、よくよく考えて出てくる不満がこれぐらいなので、そこまで気にしているわけではないです。

絶対にやり切るという覚悟。
お2人のモチベーションとは?

A.N.
イノベーション戦略推進チームの目的である、人流や経済が停滞してもキャッシュと利益をしっかり生み出せる新規事業の創出ですね。その結果として、経営経験を積むという個人の目標実現にも繋げていきたい。

M.O.
目先のことよりも、数年後に振り返って「JTBをこう変えることができた」と思えるような仕事をしたい。旅行一辺倒だった会社を、私たちはこんなふうに強くしたんだという実績を作りだすために仕事をしています。あとはプライベートでの旅行かな。JTBに関係なくもともと旅行が好きで、忙しくても2か月に1度くらいは出かけています。先月は1週間ほど遅めの夏休みでイタリアに行って、今日もこのあと長崎に週末旅行に向います。ミッションにしっかり取り組んでいれば、こういうことがしやすい会社であると思いますね。

A.N.
逆にいえば、新しいことを生み出すというミッションにはかなり強くコミットする必要はありますよね。それがチームの存在意義であり、私が強く共感して入社した理由でもあるわけですから。しかも、前例がないから誰も教えたり、導いたりはしてくれない。自分の力でやり切るんだという意識はしっかりと持たなければ。けれど、その想いがある方、自らの意思で動きたいという方には、すごくフィットする環境だと思います。

M.O.
何か新しいことにチャレンジしたいけれど、ベンチャーに行くのはちょっと怖いという人にもいいんじゃないかな。JTBという大企業の安心感はあるし、ブランド力も活用できる。一方で、経営層がちゃんと私たちの組織、新規事業創出に対してコミットして、やりたいことを後押ししてくれる。

A.N.
110年という歴史は、やっぱり強いんですよ。その歴史があるからこそ行政や産業界に確固たるネットワークを持ち、それを活かして大きな事業群をつくりにいける。これはJTBというフィールドだから味わえる醍醐味だと思いますね。
