鈴木 智子
Tomoko Suzuki

離れたから気づけた、
ツーリズム産業の力。
交流の創造で、
もっと多くの笑顔を。

鈴木 智子

株式会社JTB
横浜支店 営業第二課 営業課長
2013年入社
第二文学部 表現・芸術系専修

前職までの経験

業界:旅行、組織団体
業務内容:新卒で入社した旅行会社では教育旅行営業を経て、社内チャレンジ制度を利用しEC販売サイトの運営に従事。Face to Faceとオンライン、双方の営業スタイルを学びました。その後、東日本大震災をきっかけに組織団体の職員となり、自治体連携のもと、被災地における仮設住宅入居者コミュニティ形成や中間的就労支援、カフェを活用した女性の自立支援など、様々な「場づくり」を経験しています。

転職を決めた理由

被災者支援に携わる中で、より多くの人流と交流を創出し、人や地域を元気づけたいと思うようになったことです。支援を申し出る企業・団体と支援を必要とする仮設住宅とのマッチングや、集会所でのイベント運営の支援をしていて、新しい出会いや共同作業から「つながり」が生まれた瞬間に人が笑顔になっていくのを何度も目の当たりにしました。その中で、いま目の前にいる人だけでなく、もっと多くの人を笑顔にできる仕事に取り組みたいと考えるようになり、悩んだ末、それを実現できるのは、やはり旅行業である。いう結論に至りました。そして一度離れたツーリズム産業への復帰を志し、キャリア採用へ応募しました。JTBグループを選んだ理由は、事業領域が多岐に渡るため、どの業務に携わることになったとしても、自分なりのアプローチで人流・交流の創出に挑戦できる土壌があると考えたからです。

観光・MICEの振興を通じて、
地域のにぎわいを創り出す。

現在の仕事内容を教えてください。

横浜支店の営業第二課は、自治体や組織団体を主なお客様としています。大型スポーツイベントや医学会、国際会議などのMICEのほか、観光コンテンツ開発、インバウンド誘客などの地域交流事業、プロスポーツチームの輸送、エンタメツアーなど、さまざまな領域に取組んでいます。観光・MICEの振興により、にぎわいを創り出し、地域の発展に貢献していくことが課のミッションです。私は課全体のマネジメントを担う組織運営職として、ミッションに則した営業戦略・組織運営方針の策定をはじめ、営業推進、人財育成、キャリア開発支援、業務改善、労務管理、コンプライアンス管理などを行っています。

どんなところにやりがいを感じますか?

何もかもが面白く、やりがいだらけなのですが、現在は自課のBPR推進、特に業務プロセスの再構築に力を入れています。私が横浜支店に着任した2022年は、コロナ禍を経て一気に旅行需要が回復し受注が増加する一方、人的リソース不足が深刻な課題で、業務逼迫に起因するリスクを多数抱えていました。本来、人や地域を元気にする楽しい仕事であるはずが、社員が疲弊していては元も子もありません。メンバー全員の健康を維持しつつ、仕事を思いっきり楽しみ、成果を出せる環境を整えること。それを自身の最大の役割として、日々業務プロセス改善に挑戦しています。難しさはありますが、市場や社会の変化に合わせて自社もアップデートしていける環境にあることは有難く、やりがいを感じられる風土と言えます。

入社して感じたJTBらしさとは?

新卒で同業他社にいたこともあり、企業規模や組織力などは入社前からある程度想像していましたが、入社してみると想像を超えていました。まず驚いたのは、会社の大きな強みであり、魅力でもあるのですが、グループ会社も含めた事業領域の広さです。ソリューションの数がとにかく多く、連携可能な事業パートナーも多岐に渡るため、組み合わせ次第で提案領域が無限に広がりますから、法人営業に携わる者として、こんなに楽しいことはありません。裏を返すと営業職は営業スキルをどれだけ磨き上げ、膨大な情報の中からお客様に最適なソリューションを選定し提案できるかがカギになり、また組織運営職はどれだけスキル開発できるかがカギになりますので、社内外研修やeラーニング等、学びの機会の活用が欠かせません。社員一人ひとりがアンテナを高く持ち、切磋琢磨する。それが事業領域の拡大につながる。結果、組織としてお客様の期待に応えていける。そこにJTBらしさがあると思います。

ソリューションを広げ、事業領域を広げ、
笑顔を広げていく。

今、目標としていることを教えてください。

組織運営職としてのスキルアップはもちろんですが、今は、自課のマネジメントだけでなく、支店内に横串をさし、シナジーを創出する存在になることを一番の目標としています。横浜支店の営業課は法人2課と教育2課の計4課で成り立ち、課ごとにミッションが異なりますが、各課のナレッジを掛け合わせることで、お客様の実感価値を何倍にもできると考えています。今は課を横断した産官学連携の取組や、横浜で数年後に開催を控える国際イベントに対応するプロジェクトを立ち上げるべく、日々奮闘しています。また一個人としては、新卒で地方勤務からスタートし、数回の転居と長い年月を経て、生まれ育った町・横浜に帰ってきましたので、横浜支店在籍中に、思いっきり、地元への貢献に繋がる仕事をしたい!と思っています。

いつか、JTBグループで成し遂げたいことは?

微力ですが、ツーリズム産業の発展に貢献したいです。ツーリズムの仕事は、社会情勢や自然災害など外的要因の影響度が高く、働く上で辛いことも多々ありますが、それを上回る感動やワクワクにあふれた魅力的な仕事であり、人を笑顔にできる、世の中に必要な産業だと思います。一度離れた業界だからこそ、私はより強く、そう感じているのかもしれません。ツーリズム産業はコロナ禍により大きな打撃を受けましたが、今まさに活力を取り戻している過程にあります。JTBグループのソリューションを一人でも多くのお客様に知っていただき、より一層事業領域が広がっていくことで、仲間が増え、それがツーリズム産業の発展の後押しとなり、その結果、またたくさんの笑顔が見られる。未来に向けて、多くの仲間とそのような取り組みを続けられたら嬉しいです。

とある1日の過ごし方

8:00
出社。メールチェック、1日のスケジュール/TODO確認、朝会準備。
8:30
朝会・支店の各課組織運営職間の営業トピックス共有、リスク報告などの連絡会。
9:30
デスク業務。課内案件の見積確認、契約書確認、各種申請承認、案件進捗管理、アラート発信。
12:00
課員の営業同行のため移動。アポイント先周辺にてランチ。
13:00
お客様との打ち合わせ・需要ヒアリング。
15:00
帰社後、振り返りMTG。ヒアリング内容を踏まえて、ネクストアクションを検討。
16:00
課員のオンラインMTG同席。自治体への新規提案に向け事業パートナーと企画案をブレスト。
17:00
グループリーダーとのショートMTG。課内営業会議のアジェンダ作成、業務課題洗い出しなど。
17:30
デスク業務。課内案件の見積確認、課員相談対応、eラーニング、ウェビナー受講など。
20:00
業務終了、退勤。

オフの過ごし方

年に1~2回程度ですが、本格登山に出かけることが休暇の楽しみです。登り始めはいつも足が上がらず「なぜこんな思いをしなくてはならないのか…」と後悔するのですが、山頂に到達した瞬間の喜びと、下山後のビールの美味しさにとりつかれ、最近は山に向けた体力づくりのため、ジムに通うようにもなりました。仕事も趣味も「自分に限界を定めない」、「とりあえずやってみて考える」がモットーです。

CAREER

2013:JTB コーポレートセールス 第八事業部 営業第一課 法人営業担当
2015:JTB コーポレートセールス 新宿第五事業部 営業第四課 法人営業担当
2017:JTB コーポレートセールス 新宿第五事業部 営業第四課 グループリーダー
2018:JTB 法人事業本部 新宿第二事業部 営業第四課 グループリーダー
2020:JTBビジネスソリューション事業本部 新宿第二事業部 営業第四課 特命リーダー
2022:JTBツーリズム事業本部 横浜支店 営業第二課 営業課長