自分自身も。
JTBグループも。
誰もが働きやすい
社会のロールモデルへ。
井浪 健
株式会社JTB
ビジネスソリューション事業本部 第五事業部 営業推進課 国内団体手配担当
2020年入社
社会学部 社会福祉学科
聴覚障害
コミュニティ形成を通じて、
障害を持つ社員の働きがいをつくる。
現在の仕事内容を教えてください。
営業推進課で国内の団体旅行を担当しています。具体的には、企業の団体旅行や会議、イベントに関わる交通・宿泊・食事などの手配です。主にメールを活用して事業パートナーとやりとりを行っています。ときどき電話対応が必要なときがあり、私は電話応対ができないので周囲のフォローが不可欠ですが、快く取り次いでもらっています。私はその分、集中力を持ってスピーディーに業務に励むようにしています。また、事業パートナーが実際に来店することもよくあります。対面でコミュニケーションを取る機会を通じて「井浪 健」という存在を知ってもらえるように日々意識しています。私たちにとって、事業パートナーの協力やサポートは必要不可欠。相互の信頼関係構築を大切にしています。
どんなところにやりがいを感じますか?
さまざまな人と連携し、業務を進めていくことの楽しさをどこよりも感じられる部署だと思います。お客様の声を直接聞くことはできませんが、営業担当者や事業パートナーからの「ありがとう」という言葉にやりがいを感じています。私たちの役割は、旅やイベントの「安全」と「感動」をお客様へお届けすること。その達成のために、細かなチェックや施設選びにたっぷり時間をかけ、無事に催行できた時の安心はとても大きいです。また、普段の業務とは別に、『チャレンジド社員ランチミーティング』をリアルとオンラインのハイブリッドで定期的に開催しています。それぞれの社員が自身の聞こえ方について共有したり、先輩への質問時間を設けたりすることで、障害のある社員が前向きに仕事に取り組めるよう、主体的にコミュニティを形成する楽しさを感じています。
多様性にあふれた世の中で、
新しい価値を生み出すために。
今、目標としていることを教えてください。
めざしているのは「営業担当に頼られる手配担当者」。手配担当者にはベテランが多いので、若手社員が気軽に相談できるような存在になり、風通しのいい課を築き上げられるよう意識しています。また、今は新入社員の指導社員として、手話でコミュニケーションをとりながら育成にあたっています。指導する難しさを実感する日々ですが、後輩とともに自身も成長できるように努めています。最終的には、チャレンジド社員のロールモデルになりたいですね。
いつか、JTBグループで成し遂げたいことは?
多様性にあふれた世の中に新しい価値を生み出していくには、多様な人財がそれぞれに力を発揮し、弱点を補いあい、輝き続けられる土台を築くことが何よりも大切だと感じています。障害の有無に関係なく、全社員が働きやすい環境やインクルーシブな組織をJTBでつくりあげ、チャレンジド社員と社会・社員の架け橋になりたいと考えています。JTBグループには「DEIB(Diversity, Equity, Inclusion, Belonging)」という考え方があります。これを社外にも発信し、JTBグループそのものが社会のロールモデルになるような企業づくりに貢献できたら嬉しいですね。