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国内出張の手配を通じて、
お客様のビジネスに貢献する。
河野 夢
株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ
BTM第6営業部 オペレーション1課 第2グループ
2019年入社
産業技術学部 総合デザイン学科 卒
聴覚障害
入社を決めた理由
趣味である海外旅行と過去の海外在住経験を活かした仕事に就きたいと思い、観光業界（旅行・航空・空港）を中心に就職活動をしていました。情報保障の体制が整っている企業を志望していたため、まずは企業説明会へ参加し、障害者への配慮が行われているかどうかを基準に志望企業を絞っていきました。人事担当者や先輩社員との話を聞く中で、JTBグループは障害者を特別扱いするわけではなく、個々の能力と実力を鑑みたうえで相応の評価をしてくれる会社であると感じました。最終的には、お客様の出張をサポートするという業務内容に魅力を感じたことと、当時の人事担当者の人柄が決め手となり、入社を決意しました。
入社して驚いたこと
障害に対する理解が深く、聴覚障害者との接し方に慣れている社員が多くいることにはとても驚きました。さらに私が所属する部署には簡単な手話を知っていたり、手話に興味を持っていたりする社員もたくさんおり、コミュニケーション面で困ることはもちろんありませんし、想像以上にアットホームな環境でした。また業務については個人で黙々と行うイメージがありましたが、実際にはチームプレイで取り組む業務がほとんどで、メンバー間の情報共有や相談などのコミュニケーションが日々活発に行われていることも良いギャップでした。分からないことを一人で抱え込むことなく、頼れる仲間が周りにたくさんいるおかげで、安心して働くことができています。
国内トラベルコンサルタントとして、
出張の手配業務を行う。
現在の仕事内容を教えてください。
私が所属するBTM第6営業部は、主に国内出張の手配業務を担う部署です。国内トラベルコンサルタントとして、契約企業の出張者からいただくご依頼を元に鉄道や航空券、ホテル、レンタカーなどの見積・予約手配を行っています。お客様のご要望どおりに手配を行うのではなく、企業ごとに定められた購買方針を把握し、その内容に沿って最適な旅程をご案内することが求められる、とても奥深い仕事です。悪天候や災害時の振替便手配などイレギュラー対応が発生することもありますが、どんなときでも冷静に、お客様に寄り添ったご案内をすることを日々心掛けています。
どんなところにやりがいを感じますか？
"誰かの役に立てた"という実感を得たときに、やりがいを強く感じます。新聞やニュースなどで自身が担当している顧客企業に関する報道を目にすることも多く、お客様のビジネス展開や成功に少しでも貢献できていることを誇りに感じます。様々な企業の手配に携わることで、旅行会社にいながら多様な業界のトレンドを学ぶことができるのも、当社だからこそ経験できることだと思います。また、チームの皆さんに電話対応をサポートいただいているからこそ、それ以外の業務については「何かできることはありますか」と自ら周りに働きかけ、自分にできる仕事を見つけて行動するようにしています。お客様はもちろん、職場の仲間から直接感謝されると「もっと成長できるように頑張ろう」とやる気が湧いてきて、ポジティブな気持ちで業務に取り組むことができています。
誰もが働きやすい環境が継続されるよう、
よいロールモデルでありたい。
今、目標としていることを教えてください。
まずは、トラベルコンサルタントとして更なるスキルアップを目指しています。業務の習熟レベルを自分自身で正確に把握し、足りないスキルはどんどん身に付けていきたいです。いつか海外出張の手配業務にも挑戦したいと思っているので、通勤時間に語学学習アプリを活用し、語学や海外渡航に関する知識についても勉強中です。そして、お客様や社内の仲間に信頼される・頼りにされる存在になることを目指し、知識やスキルだけでなく一人の社会人として、内面も磨いていきたいと思っています。
いつか、JTBグループで成し遂げたいことは？
JTBグループは多様な人財が個性や強みを発揮しながら活躍できる企業だと確信しています。その中で、私自身も障害を持つ社員のひとりとして、誰もが働きやすい環境が今後も継続できるように、よいロールモデルになりたいと思っています。2025年にデフリンピック（聴覚障害者のオリンピック）が日本で初開催されることによって、一つの言語である手話が注目を浴びつつありますので、社内で手話口座を開くなど、社内から手話を広めていきたいです。
とある1日の過ごし方
オフの過ごし方
