ECOバイク 旅チャリ事業/コミュニティサイクル

担当者写真
JTB首都圏 ビジネス開発推進室  高知尾 昌行

育つエコ

「旅チャリ」で街にやさしく、旅は楽しく。

身近な乗り物である自転車を観光地等で活用することにより、温室効果ガスの削減だけでなく、地域活性化や新しい旅行スタイルの提供などに取り組む高知尾さん。旅行以外のニーズも捉えた事業展開を推進する。

「旅チャリ」事業は、どのようにはじまったのですか?

ある日、歯医者の待合室で手に取った雑誌に、電池の進化の記事を見つけました。その中に電動アシスト自転車のコーナーがありました。今となっては、雑誌の名前もわかりませんが、自転車に電池とモーターをつける大手メーカーのなかで、ただ1社のみが"電池とモーターに自転車をつける"といった書かれ方をしていました。これが、現在アライアンスを組むパナソニックサイクルテックです。2008年4月のことでした。

ここから、高低差の問題などで、駅などで見かけるレンタサイクルができないエリアに、電動アシスト自転車を導入すれば、観光地に訪れたお客様に自転車の軽快な旅を楽しんでいただけるのではという企画につながりました。そして2008年11月に「旅チャリ」としてスタート。各地の観光協会やホテル、レンタサイクル会社などへのリースを開始しました。

現在の取り組みを教えて下さい。

「旅チャリ」のテーマは「観光」「環境」「健康」です。まず「観光」ですが、自転車で走ることで街角やお店の魅力などの新たな発見があり、地域の活性化につながります。「環境」の点では、クルマでの移動を自転車に置き換えることで大幅なCO2削減が達成できます。これは観光地の渋滞解消にもなり、間接的にもCO2削減に貢献できます。さらに足腰の負担を軽くしながらもしっかりと有酸素運動が行えることで「健康」にもつながります。

さらに私たちは独自の基準を設けて安全性にも十分配慮した結果、プロジェクトの開始から現在までの約1年半で、「首里の街づくり(JTB沖縄)」をはじめ、全国に106もの拠点を設けるまでに成長しました。また、ゴールドコーストでの取り組みをスタートさせるなど、海外での取り組みにも力を入れています。昨年にはこの取り組みの成果を受け、環境負荷の低減に配慮したすぐれた製品・サービスに表彰される「エコプロダクツ大賞」を受賞しました。

今後の展開はどうお考えですか?

下町観光の脚を想定して「旅チャリ」を開始した東京のある地域では、当初の予想に反して実際にはビジネス利用の方が多かったというケースがありました。そこでビジネスマンの多い東京・丸の内周辺での自転車貸し出し事業の実験を行い、その結果をうけて現在は環境省や自治体の後援のもと、「コミュニティサイクル」として新たな段階を迎えました。これは、近年注目されるカーシェアリングの自転車版ともいえるものです。ビジネスマン、そして地域の人々が利用できることで、環境への負荷低減にもさらに大きく貢献できます。今後はこのプロジェクトが地域社会にもっと広まっていくよう、JTBグループ全体で推進していきたいと思います。

エコへの取り組みについて、高知尾さんご自身の意見をお聞かせ下さい。

「旅チャリ」「コミュニティサイクル」は、現在全国各地で急速に導入が進められていますが、まだ周知が追いついていないと感じることもあります。そこで書籍「コミュニティサイクル」の発行や「旅チャリ新聞」の配布をスタートするなど積極的な推進を進めていきます。
みなさまにはエコということばかりを意識せず、気軽に自転車を楽しみながら、その地域ならではの魅力を身近に感じていただきたいと思います。交流が深まることで地域が活性化され、そして地域への貢献に結びつきます。"便利で快適になって、そのうえ楽しめて、それがエコロジーにつながる"。これが地球にも人間にも優しい、私たちの目指す目標だと感じています。

この事業についての詳細はこちら

ページトップへ

JTBグループのエコ活動の取り組み
地域と環境との交流 クリーンアップキャンペーン
カーボンオフセットツアー CO2ゼロ旅行
ECOバイク 旅チャリ事業/コミュニティサイクル
環境保全活動体験ツアー LOVEARTH
ルックJTB 地球にいい旅プロジェクト
JTBえらべるギフトえこのこえ