グローバルビジネス
JTBグループのグローバル事業とは

グローバル事業=海外の事業会社が扱う日本を経由しない(日本からの海外旅行以外の)旅行やイベント

JTBのグローバル事業とは
JTBの海外ネットワークJTBの海外ネットワーク

「JTBのグローバル事業」と聞くと、日本のお客様を海外にお連れし、ご案内をする仕事がまず思い浮かぶかもしれません。
実際、JTBグループは海外32カ国85都市135カ所に拠点(2011年6月現在)を持ち、日本からのお客様に対してサービスを提供することを仕事の中心としてきました。具体的には、ホテルの客室仕入れ、レストランの予約、バスやガイドの手配、トラブル時の緊急対応などです。海外拠点のこれらの業務は非常に重要ですが、「それがグローバル事業か?」と問われると、全く違います。
グローバル事業とは、海外の拠点が扱う日本を経由しない旅行やイベントのことを意味します。インド人がヨーロッパに行く際のヨーロッパでの旅行サービスを提供したり、ベトナムの企業のアメリカへのインセンティブ旅行を企画したり、というのがその一例です。

何故今グローバル事業なのか

2001年のアメリカ同時多発テロ、2003年のSARS、そして2009年には世界的な金融不況が蔓延し、日本人の海外旅行者数は度々大きく落ち込みました。また、今後人口が減少傾向にあり、市場の大幅な拡大は見込めません。一方世界に目を転じると、ヨーロッパ・アジア太平洋・アメリカのどの地域をとっても、地域間・地域内ともに人流の増加が予想されています。だからこそ今あるリソースを使って、あるいは外部のリソースを加えて、成長を続けるグローバル旅行市場に進出していこうというのがJTBグループの目指すグローバル事業展開です。

世界の交流人流の増加(2015年の世界の人流)
世界の交流人流の増加(2015年の世界の人流)世界の交流人流の増加(2015年の世界の人流)

<グローバルビジネスの目的>

  1. 安定的な成長〜経営リスクの分散
    日本における旅行ビジネスだけに頼らない、多様なビジネス展開を目指します。
  2. 持続的な成長
    日本の旅行のマーケットは成熟し、必ずしも大きな成長が見込めないのが現実です。しかし企業にとって、持続的な成長は不可欠です。
    「地域交流ビジネス」「Webビジネス」と並び、「グローバル戦略」をJTBグループ成長実現の方向性として進めています。
  3. ホテルなど仕入れの維持・拡大
    右肩上がりで日本人の海外旅行者数が伸びていた時期は、海外事業会社はホテル客室の仕入れにおいて有利な立場にありました。しかし日本人市場の伸びが小さくなる一方アジアを中心とした人流が大幅に伸びており、相対的にホテルに対する影響力が弱くなる恐れがあります。海外事業会社としてはグローバル市場を取り込むことで、仕入力を維持・拡大することが可能になり、それが日本人向けのビジネスにおいても強みとなります。