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2010年8月現在
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一般的なカタログギフトとの差別化に苦労したという「えこのこえ」プロジェクト。消費者の皆様だけでなく、生産者の方にこの取り組みを知っていただき、積極的に参加していただくことが この取り組みの目標だと語る。
JTBグループのなかで物販に関わる当社が、年々強く意識されてくる環境問題に対し、どういう方法で関わることができるのだろうか?
お客様に、エコを身近に感じていただける商品はできないか?
こうした想いを一冊のカタログギフトに込めたものが「えこのこえ」です。
ギフトを通じて、贈り主の「想い」や「声」を、贈り先の方々や産地、自然環境保全活動へつないでいくイメージのネーミングとしました。生産農家が環境への配慮にこだわって作った「食」、美しく強い道具を長く快適に使っていただくことで、結果として省資源化につながる「匠」、そしてJTBグループのメインビジネスである「旅」に関連するエコグッズをとりまとめています。

「えこのこえ」のなかから、「食」を取り上げてみましょう。たとえば減反田に作付けした飼育用米を餌として採用し、排泄物を有機堆肥にして土作りに利用するなど、”資源循環型”の環境で育てられた「平牧の三元豚」(山形県)。カビ対策農薬や栄養剤、ホルモン剤などをいっさい使用せず、ナラやクヌギの原木を利用して栽培した「乾しいたけ」(宮崎県)。このように、全ての商品が環境への負荷を最小限に抑え、自然の保全に貢献するものに特化しているわけです。
しかしエコを前面に押し出したギフトは前例がなく、思わぬ苦労が続きました。「食」などは特にエコに結びつきにくいもの。ですので、消費者のみなさまが見てもエコなものだと納得しやすく、流通量が多くなくギフトとして喜ばれるもので、なおかつ安定・継続して提供できる商品を探さなければならないわけです。カタログギフトとしてお客様に選ぶ楽しみを味わっていただくボリュームを揃えるために、文字通り東奔西走しましたね。

環境保全に向けたJTBの取り組みを、声にして広く伝えていきたい…。
この想いが実現したのが、「えこのこえ」です。エコロジーをうたう商品ですので、豪勢なカタログをつくるなど、大々的な宣伝を行うつもりはありません。ウェブサイトの拡充などを通じて、少しでも多くの方に「えこのこえ」をお伝えしていくことが今後の課題です。
多くの方がこの企画を知り、取り組みに加わりたいという生産者の方の声が出てくるようになれば、そこからいい循環がスタートすると考えています。
お客様の多くは、JTBという企業体はご存知です。しかし、グループ各社がそれぞれエコロジーに真剣に取り組んでいるということはあまり知られていないようです。 当社の「えこのこえ」はもちろんですが、環境問題に対して、さまざまな取り組みを行っていることがみなさまに伝わること…これが最終的な目標ですね。
一般的なカタログギフトでは、その商品の美しさや希少性などを最もアピールしています。それに対して「えこのこえ」では、生産農家のムダを省く努力など、エコに対するこだわりを前面に出した内容にしています。この企画にあたっては、生産者の環境への想いやポリシーを直接肌で感じることができました。
こういう経験があるからでしょうか、ネットなどで商品を買う際にも、エコにこだわったものがあれば、やはり意識してそちらを選ぶようになってしまいましたね(笑)。
「えこのこえ」は、好評をいただいているJTB旅行券をギフトとしてお贈りいただく際に同梱していただけるよう、通常のギフト券と同じサイズにしています。もちろんエコをうたう商品ですので、紙質も特別豪華なものでもなく、身近に感じていただけるものとしています。
カタログギフトは数多くありますが、エコに特化したものは今までにないもの。ぜひ「えこのこえ」を通じて、産地や贈り主のみなさまの「想い」や「声」、そしてエコロジーを身近に感じていただきたいと思います。